お疲れさまでした。
※寝てたのでシャナはあとでー
まあ…なんか良くも悪くもそんな言葉しかかけてあげられないというか。やっぱりセブンという存在自体が作品の足を引っ張ったなあという印象。そもそもセブンのビッグネーム無しには企画が通らなかっただろうとか、そういう大人の事情抜きで考えると、だけど。はじめから深夜向け変なSF風特撮ドラマ路線でやっていればまだしもカルトな人気は出たかもしれない。現に俺、中盤の変な話好きだし。ああいうのを細く長くやってくれるのであればもっと見たいという思いはある。けどまあ、そんな危ない橋好きこのんで渡んねーよなあ。それになにより問題なのは、最終回を迎えてなおヒロインに魅力が感じられないことじゃないだろうか。オリジナルを知らない俺でさえラストのアンヌさんの方が可愛く見えるというのはどうよ。中の人の演技力とかそういうんじゃなくてもうエレアというキャラ自体がもうそのなんていうか。いらなくね?ラスボス達も結局何がしたかったのかわからずじまい。人間体ぽいのが哲学風なことをいって煙に巻くのは結構だけど、地下にうじゃうじゃしてた蜘蛛の子達にそんな知性があるようには見えません。まあ、そういう意味では「ただ存在する」というのはあっているのか。彼らは群体であり、あの三人は女王蟻/蜂のような存在なんだと考えることも出来るけど、そこまで想像で補完するってのもなー。というかセブンさんあれヤバイよ、無抵抗の生物を一方的に大虐殺してるだけじゃないっすか。てつをかよ!奇跡とかおそろいだし。
とはいえ何だかんだ言って全部見たのは、どこか惜しい要素の塊だったからなんだけど。間違いなくこれ黒歴史化すると思うんだけど、仮面ライダーを語るといつもBLACKだけが昭和平成いずれにもくくられず独立して語られるように、今後新たなウルトラマンが作られシリーズを重ねていく中で、いつか過渡期の徒花として語られるような日が来る…事もあるのかもしれない。どちらかというと真とかあの辺みたいな扱いかもしれないけど。まあともか、く厳しい状況の中作り上げたスタッフ/キャストの皆さんにはもう一度、お疲れさまでした、と。